労働問題情報サイト「企業と従業員の労働問題」のパワーハラスメント

権力を利用した嫌がらせ

ここ近年の社会問題として取り上げられているものとしてパワーハラスメント、いわゆるパワハラがあります。パワハラとは職場の権力や立場を利用した嫌がらせとされます。元々は早くから浸透したセクシャルハラスメントという言葉を派生された造語と言えますが、これは以前から企業や職場において潜んでいた問題であり、その言葉の浸透とともに顕在化したと言えるでしょう。また立場を利用した性的いやがらせもある事から、セクハラと重複する部分も多いです。

これは暴力や傷害など直接的なものばかりではなく、性的関係の強要、暴言や侮辱、無視や隔離、業務上の過大要求、仕事を与えない、公私混同などもパワハラの対象になります。また権限を利用して自身の考えやルールなどを部下に押し付ける事もパワハラとなるでしょう。

パワハラの原因や意図

パワハラが権限を利用した嫌がらせとは言うものの、これはセクハラも同様ですが、無自覚で行っている事もあります。例えば公衆の面前での叱責は本人にとっては叱咤激励の意図があるとしても受けた本人が思えばパワハラになります。また感情を丸出しにするなども本人の性格ですが、パワハラとされるでしょう。

パワハラの原因として個人的な気に入らない相手に行う事もあるでしょうが、自身では正しいと思い込んでいる事を権限によって正当化したり、好みの異性を権限で誘ったり、また露骨とも言えるえこひいきも含まれます。そして現在の企業や職場そのものの問題もパワハラに影響しているとも言えるのです。

現代社会からもたらされるもの

以前の様に年功序列ではない現在において手塩にかけて育てた部下が、いずれ自身の立場を脅かす存在になる可能性もあります。そうした危惧から部下に仕事を教えなかったり、また出世の可能性もある部下に対して業務的にも嫌がらせをするなどして妨害するという行為も珍しくありません。また本当に部下の事を考えて一生懸命育てようとしても、そのやり方次第ではパワハラと思われる事もあるでしょう。

そして現在の不景気による業績の悪化やリストラ問題もパワハラの原因となっており、サービス残業を強要したり、退職を勧告あるいは嫌がらせによってそれを促す行為も多いです。

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